色でセルフプロデュースをしてみた日
前回の記事で、色を上手に利用していつもと違う自分を演出することについて書きましたが、私自身実際にやってみた時の話です。
ここ最近の自分自身のテーマは『今にときめき 今を輝かせる』。
戻れない過去でもなく、先のわからない未來でもなく『今』を充実させたい。
そんな風に考え出したきっかけは去年長女が大学へ入学したことでした。
入学後、何回か用事で大学を訪れた際、キラキラ楽しそうにしている大学生達を見ました。
これまでも高校生のキラキラ感は見てきたのですが、自分とは遠い存在の高校生より少し進んで大人に近い大学生(とは言っても歳の差半端ないですが)。
その大学生のキラキラ具合を見たとき、「負けていられない!」と、なぜか闘志を燃やした私(笑)
まずはそこで、自分自身について振り返り、これからのことについて考えるようになりました。
二度目のきっかけは今年。
誕生日を迎えるといよいよ40代最後。
この一年を充実させて自分自身を輝かせられれば、50代へのエスカレーターに抵抗なくすんなり乗り換えできるのではないかと考えたのです。
娘たちに「なんだかお母さん楽しそう。歳を重ねるのも悪くないね。」と思ってもらえたらしめたもの。
そんな風に考え、あれこれチャレンジを始めた2019年でした。
ところで、私は自己肯定感の低い人間です。
原因は二つ思い当たります。
ひとつは中学生の時、一部の女子に「ぶりっこ」と猛烈に攻撃された過去。
私の存在って人を不愉快にするものだったんだと初めて感じた出来事でした。
寝るときに、「このまま朝目が覚めなかったらあの子達はどう思うだろうか。」なんて事まで考えたり。
幸せなことに、仲良しの友達が他にたくさんいてくれたおかげで休むことなく通うことができましたが、辛い時間でした。
もうひとつは大学受験の失敗。
失敗というよりは、単なる勉強不足です。
高校生活では平和に明るく楽しく過ごすことができたのですが、本業をすっかり疎かにしたせいで志望大学不合格。
自分が情けなくてしばらく泣いていました。
大人になっても、「あの時なぜ頑張れなかったんだろう」という後悔はずっとつきまといました。
「私なんて」という気持ちが常にどこかに存在する大きな原因は多分この二つ。
そして、その自己肯定感の低さに向き合ったのが今年の夏でした。
これまでの保守的な私なら考えられないような行動に出たのです。
それはある夏の日、都内のある高級ホテルのラウンジにて。
『働く女性がもっと輝くためのセッション』というものを受けるための待ち合わせ場所でした。
お会いしたのは、初めましての方。
ブログを常に拝読してはいたのですが、一方的に読んでいただけで言葉を交わしたこともない方。
ライフコーチングとカメラマンをしている女性でした。
1対1のセッションをしていただいた後に写真を撮ってくださるというプラン、それに申し込みしたのです。
いつもブログを読んでいたとはいえ、初めて会う方に自分について語り、自分の内面に向き合うなんて…これまでの私には考えられない挑戦でした。
セッションの日は何を着ていこう。
場所が場所だけに(いつもコンビニコーヒーに癒されている私には敷居の高いホテルラウンジ)、ある程度きちんとした服装でなければいけないし。
悩みに悩んで、紺色のワンピースに決めました。
今までの私なら、紺色のワンピースに合わせるならアイボリーのバッグ。
でも、今より前に進みたい私が選んだのは赤のバッグでした。
赤のバッグは今年になって購入したもの。
赤はもともと好む人と、自分にないものを求めて取り入れる人といるそうです。もちろん私は後者。
当日、お守りのようにして赤いバッグを持っていきました。
不思議なことに、視界にチラリ赤が見えると、背中を押してくれる気がしてくるんです。
「がんばれ自分!」って。
お会いした女性は品格のあるとても素敵な方で。
私の内側に入り込んだ心の欠片を上手に引き出し、これから進もうとしている方向へ導いてくれました。
途中何度か「あ、また自己否定しましたね。」と、優しく諭されながら。
セッションが終わった時の私は、なんだかとても清々しい気分でした。
『自分を好きな自分になりたい』…そう思って。
これは終わった後撮っていただいた写真のひとつです。
(さすがに顔は隠しておりますが)
赤いバッグのお守りを持って。
その日から私は、自己否定する癖をやめました。
ありのまま、今のままでいい。
少しずつでもゆっくり前に進んでいる。
大丈夫、大丈夫。
そう自分に言い聞かせながら。
今年も残すところ、あと一か月になるんですね。
年末に向けてきっと慌ただしくなるのでしょうが、お互いぼちぼちと(*´▽`*)